近年の建設業界は、担い手不足によるマンパワーの減少が深刻化している一方、災害が激甚化・頻発化する中で地域の守り手としての重要性はますます高まってきている。そのような状況下にあって、仕事を効率化するためのDXの推進は急務であり、また、防災対応における安全性、迅速性の確保は必要不可欠だ。こうした建設業界の課題解決に向け、国土交通省九州地方整備局九州技術事務所は新技術の開発やインフラDX人材の育成を進めており、防災対応においても大きな役割を担っている。建設業界の発展に寄与し、国土保全を担う同事務所の活動内容を取材した。