熊本県南部を中心に道路や河川などの公共土木施設で甚大な被害が出た令和2年7月豪雨。発災直後から土砂撤去や応急復旧、応急仮設住宅の整備などの対応に当たっている熊本県土木部の上野晋也部長は、今後の治水対策について「まずは検証をしっかり行い、その結果を踏まえて治水対策の方向性を導き出したい」との考えを示し、また発災直後から支援活動に当たった地元建設産業に対しては現場での活動に感謝するとともに「地域の守り手」として、その重要性を改めて認識した―と述べた。上野部長にこれまでの土木部の取り組みや今後の対応などについて聞いた。(鶴村)