元号が令和に変わった今年、建設業も新時代の象徴となる歴史的な一歩を踏み出した。石井啓一国土交通大臣は8月29日、建設業4団体(日本建設業連合会、全国建設業協会、全国中小建設業協会、建設産業専門団体連合会)との意見交換で、「i―Constructionと、建設キャリアアップシステム(CCUS)が相まって、若い入職者の確保にも資する、新しい建設産業の魅力を創造・発信」すると宣言。そのための各種施策への協力を4団体の首脳に要請した。特に、CCUSについては、加入促進に向けてメリットを高める必要性を指摘。国交省が今後、経営事項審査等の評価方法の見直しや、システムの効果を検証するモデル工事を実施することを表明した。