(一社)長崎県港湾漁港建設業協会は1日、九州地方整備局長崎港湾空港整備事務所との意見交換会を長崎市で行った。協会は公共工事設計労務単価に反映されるべき港湾工事市場単価が、労務単価の上昇率に比べ適切に反映されていないと強く意見。労務単価の上昇に見合う単価設定または、従前の歩掛りに基づく積算方式の採用を求めた。事務所は「実態に乖離がある場合は局に伝える」と回答。港湾関係直轄事業の予算については「佐世保港で実施する国際クルーズ拠点の整備については来年3月の完成に向けて、必要な予算を確保することができた」などと説明し、今後も必要な予算確保に努める考えを示した。