(一財)建設物価調査会は、1月10日現在の九州地区主要資材価格動向をまとめた。それによると、異形棒鋼とH形鋼は、鉄スクラップや副資材の価格上昇を受け続伸した。また、熊本地区のコンクリート用砕石が㎥当たり前月比300円上伸した。異形棒鋼(SD295A・D16)は、t当たり前月比3000円の上伸。原料などが高値圏で推移しており、メーカー各社は採算性の確保を急務としている。新年度物件向けの製品手配を控える需要家は、さらなる値上げに難色を示しているものの、メーカーや流通筋の販売姿勢はなお強さを増している。目先、強含みの見通し。