熊本地震からの復旧計画策定に向け、熊本県が設置した「くまもと復旧・復興有識者会議」(座長・五百旗頭真熊本県立大理事長)は19日、最終提言を蒲島郁夫知事に提出した。単なる復旧ではない「創造的復興」に向け、20項目を提言。建設関係では、今後予想される大地震などに備え、災害に強い幹線道路の整備や中九州横断道路、九州中央自動車道の整備など九州を東西に結ぶ道路を複数確保することが必要とした。このほか「公共施設の耐災性強化」「広域的・長期的視点からの東部熊本の再生」「民間住宅や宅地の耐震補強等に対する公的支援の強化」などが盛り込まれた。